「はじめまして、ゆーきです。よろしくね」







じい様の後ろに隠れていたあたしに、君は手をさしのべてくれたね。
















それが、はじまり。
















「もうあいつとはかかわるな」














突然 告げられた終わり。














そしてまたおとずれた再会。














君は、覚えていてくれた。















「また、よろしくね。学園内では家はシカトの方向で。」







そう、ニヤリと笑いながら言った君。










また、仲良くできるんだと思うと




うれしかった












それからは楽しかった。








「おーい、こっちだこっち!!」








「あはは、元気だなあ」

















でも また、それはすぐに終わってしまったの。
















「真家と笠井家って……なか、わるいんだね。2人は、なか、いいのに。」





何気なく言われた言葉。










「祐樹に近づかないでよ。あんた、自分の立場わかってる?」






十分承知してる。











「これで・・・笠井が一番でいられるのも・・・・・・あんたが威張ってられるのも、時間の問題ね。」









ふざけないで、あんたに決められたくなんか無い。



いばってなんか、無い。













「て、めえ! 蒼たちになんてこと!!」













うる、さい






うるさい











うるさいっ












あたしが何をしたって言うの!?











あたしは何も悪くないっ















「なんで、未奈姉さんばっかり・・・ 姉さん……姉さんは俺が絶対に守りますから!」












「大丈夫だ、未奈。大丈夫。私がそばにいるッ」






















どうして?








あたしは ただ、好きなだけなのに・・・

















楽しかった時間(とき)に戻りたいだけなのに・・・

















時間(とき)は無情にも過ぎていく。




















ひどい・・・ひどいよ!!













おねがい・・・










もう  やめて・・・・・・


















苦しくて苦しくて




願うけど








それでも時はとまらない。















「み……な………… 好きだよ………あいして、る…………………」
















誰も いない













いやあああああああああああああ―――――――――――っ


















あなたに涙を見せはしない






















やっと、あえた……… これからはもう、ずっと 一緒だから



























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更新:12月5日