つまらない日常が、一変する。 「俺について来い。その力、制御できるようになる。」 「オレ、彼方って言うんだ。少しの間だけどよろしくな!」 さしのべられた 手。 「ようこそ、レイヴン支部へ。支部長の眞です。」 「これから君には戦闘を覚えてもらう。」 「言っとくけど、あたしは甘くない。」 辛い修行。 それでも楽しい日々。 「今日のお菓子はアップルパイよー」 「本部より移動となった彼方です。どうぞよろしくお願いします。」 おとずれた再会。 しかしそれは崩壊の始まりだった。 「ああああああああッ」 闇を知る 「たす、けて…………ゆ、う………………」 「なん、で…………」 明かされる過去 「これから………昔の話をするわね。私と、眞の過去………………」 「誰も、君の本当の名前をよばないね。」 「……べつに、いい。ユーが呼んでくれれば、それで……。」 あのひと。 「なんで!どーしてあいつのそばにいてやら無いんだよ!」 「私にはもう無理なんだ。あの子にはもう、私は必要ではないのだよ。あの子には……君が必要だ。」 そして聞こえる崩壊の音…………… 「俺は……あのときに戻りたい!」 平穏を取り戻す為の戦いが始まった。 あるところに、他人と関わることをやめてしまった少年がいた。 その少年の名は志月和。 彼は他人の心の声を聞くことができた。 意図せずとも聞こえるその声は、彼を苦しめた。 この物語は、そんな彼と彼の周りにいたものたちを描いたものである。 Violet ブラウザを閉じてお戻りください。 更新:12月5日
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